概要
ESP-IDFを再セットアップした。セットアップツールのおかげで以前よりだいぶ楽だった。
背景と目的
最近、PCの調子が悪いので、OSの再インストールなどを行った。その結果、ESP-IDFの環境がなくなった。なので、もう一度、セットアップする。
詳細
1.方法の確認
かつて、こちらにて、セットアップを行ったが、久しぶりにWindows用のセットアップ手順 を見てみたら、Windows用にセットアップツールらしきものが提供されていることがわかった。なので、今回はそのツールを使う。
2.ダウンロード
指示に従い、以下からダウンロード。200MB近くあるのでなかなかでかい。
https://dl.espressif.com/dl/esp-idf-tools-setup-2.0.exe
3.インストール
インストーラを起動し、
などを聞かれるので、それぞれ選択する。私の場合、Pythonはインストーラの示唆どおり、Gitはインストール済みを使うことにした。ESP-IDFもダウンロード済み最新版がすでにあるのでそのディレクトリを選択。あるいは、ダウンロードを選択して最新版を手に入れてもいい。
インストールが終わると、ESP-IDF Command Promptを立ち上げるにチェックを入れて、終了。
4.動作確認
ESP-IDF Command Promptを立ち上げると、自動で環境変数などを設定するスクリプトが走ってくれるようだ。 ここで、Start a projectに従って、簡単なサンプルプロジェクトをビルド、書き込み、実行させてみる。
4.0 サンプルプロジェクトのコピー
xcopy /e /i %IDF_PATH%\examples\get-started\hello_world hello_world
いくつか聞かれるので、allを選ぶ。
4.1 ビルド
今までのMinGWを使った環境とは異なり、idf.pyというPythonスクリプトで行うようだ。そして、サブモジュールのダウンロードでなかなか時間がかかる。
cd ../hello_world idf.py menuconfig
そして、ビルド。
idf.py build
最後に、書き込み。書き込み後そのままシリアルをモニターしたいので、monitorもオプションで付ける。
idf.py -p COM4 flash monitor
以下のように、正常動作していることが確認できた。
まとめと今後の課題
ESP-IDFの再セットアップを行った。以前のMinGWを使った環境よりも、環境構築がかなり楽になった気がする。