概要
昨年作製したリモート水位センサシステムの使用開始前に、何点かの改造とメンテナンスを行った。
背景と目的
昨年作製したリモート水位センサシステムを今年も使用する時期がやってきた。昨年ちゃんと動いてはいたが、半年以上動かしていないことと、昨年気づいたいくつかの反省点があるため、使用前にいくつか改善とメンテナンスを行う。
詳細
1.改善
以下について、実施する。
- 電池容量アップ
- 水位の分解能調整
- 温度上昇を防ぐカバーの装着
1.1 電池容量アップ
昨年実績より、電池容量が2倍になれば、電池交換なしが期待できる。そこで、
と変更する。エネループ自体は手持ち品がたくさんあって使用予定がないので、特にコストもかからないため。(実は、昨年の秋ごろにソーラー発電を検討したが、モノにする時間がなく今年のシーズンを迎えてしまった。悔しいが、ソーラー発電はまた別の機会に。)
以下のように、昨年と同じ位置に4本直列電池ボックスを2段重ねて並列配線し、金具で固定した。ここで使用した電池ボックスは取付タブがないので、接着剤か、こんな感じの固定にせざるを得ないのが難点だ。
なお、電池ボックス固定のため、防水ボックスにネジ穴を空けたが、防水性を下げないようにワッシャとボックスの間に発砲シール材=手持ちの自動車用エプトシーラーを挟み、ネジ締めして圧縮する。この方法はブログには書いていないがソーラー発電の件で検証済み。
1.2 水位の分解能調整(※検討中)
昨年実績から、4段階あるセンサのうち、3段階目以上のセンサに水がかからなかった。(★★★☆以上出現なし)そこで、最も高水位のセンサを外して、低水位側に1段増やすことを検討中。
レベル | 昨年 | 今年 | 備考 |
---|---|---|---|
☆☆☆☆ | 水切れ(0cm) | 水切れ(0cm) | 変更なし |
★☆☆☆ | そこそこあり(2,3cm) | そこそこあり(2,3cm) | 変更なし |
★★☆☆ | ほぼ満水(約7cm) | そこそこあり(約5cm) | |
★★★☆ | 満水(約12cm) | ほぼ満水、約8.5cm | |
★★★★ | 満水(約17cm以上) | 満水(約12cm以上) | 昨年のレベル3相当 |
1.3 温度上昇を防ぐカバーの装着(※検討中)
昨年、庫内の最高温度は57度だった。寿命という意味では少しでも温度が低い方がよい。簡単に改善できる手として、温度上昇を防ぐカバーの装着が考えられる。
2.メンテナンス
2.1 水位センサ固定部
昨年約半年間水に浸かっていただけあって、水位センサを固定する金具やネジの錆が目立つ。なので、交換したいが時間もないので、水に浸からなかった高水位側の部品との交換で済ます。一方、プラスチック部分についてはやはりというか、見た目の変化は汚れくらいで劣化している様子はない。
2.2 防水ボックス
ボックス自体は、ほぼ変化なし。さすがポリカーボ製。なので、特に何もしない。
3.動作確認
実施中。