概要
ソーラー発電式自動水やり器の新バージョンについて、構想を整理した。
背景と目的
昨年8月に製作した自動水やり器1は、多少トラブルはあったものの、これまでの約9か月間そこそこうまく稼働してくれた。しかし、作成したものは土壌水分センサと給水ポンプが1系統しかないため、1つのプランターにしか水やりができていない。そして、今年はベランダ菜園を始めようと企んでいる。そこで、同時にいくつかのプランターに水やりができるバージョン2を製作する。
詳細
1. 構想
いろいろ考えた結果、基本的な仕組みはバージョン1を引き継ぐとして、
- 土壌水分センサと給水ポンプは4系統にして、別々のプランターに給水できるようにする
ことにした。また、成長記録用に、別途カメラを設置し、定期撮影することを考えている。(別途製作予定)
2. 設計
以下のように昨年の回路を少し変更して4系統に拡張。
- 2021/05/30修正
- ポンプに並列にフライホイールダイオード。
- リレーモジュール駆動回路にIO5からの系統のみ4.7kΩ抵抗を付加。以前の記事で書いた起動時におけるポートごとの初期状態の違いによりIO5系統だけポンプが動いてしまわないようにプルダウンするための抵抗。(R7,R8の10k2直列では足らなかった)
3. 材料調達
3.1 給水ポンプと土壌水分センサ
昨年は単品で購入したが、Amazonにまさに4系統分がまとまったセットが売っているので、それを使う。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07VNDZDCR/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1www.amazon.co.jp
リレーモジュールは、写真と違う型番が実装されていたのが納得いかないが、試しに動作させたところ同じ仕様のようだったので、まあ問題ない。それと、以前と同じく小型ポンプは1つ多く入っていた。よほど不良率が高いのだろう。(実際、私の手元に届いた5つのうち1つは動きが明らかにおかしかった。)
3.2 ケース
電子基板本体を収める部分が一回り大きくなるので、今回はリングスターのスーパーピッチシリーズSP-1500Fにする。防水機能はないので、自分で防水施工する。(ベランダの雨がかかりづらい部分に置くので、厳密でなくてもよい)
3.3 貯水ボトル
前回のモノを流用する。
まとめと今後の課題
自動水やり器 ver2の構想、設計、材料調達ができた。次回は製作を行う。