概要
"バックアップと同期" から、"パソコン版Googleドライブ" に移行を行い、注意点をメモした。
背景と目的
現在、"バックアップと同期" を使用してパソコン上とGoogleドライブ(クラウド)のファイルを同期しているが、2021年10月には、"バックアップと同期" が使えなくなり、それまでにパソコン版Googleドライブに移行せよ
とGoogleからお達しが出ているようなので、移行を実施する。
詳細
1. 環境
2. パソコン版Googleドライブのダウンロードとインストール
https://support.google.com/a/users/answer/9965580?hl=ja
上記リンクから、Windows版をダウンロード。インストーラ形式なので、そのままインストーラを起動してインストール。
3. "バックアップと同期" を停止、アンインストール
こちらを参考に、
- アカウントの接続を解除
- アプリの停止
- アンインストール
を行った。
4. パソコン版Googleドライブの設定
"パソコン版Googleドライブ" を起動し、初めにログインが必要なのでGoogleアカウントにログイン。すると、自動的に新たなドライブが追加され、Googleドライブのファイルが表示された。
今まではPC上のただのフォルダだったが、パソコン版GoogleドライブはNASのように見える。
なお、ドライブレターは、設定で変更できるらしい。また、ローカルキャッシュは、ユーザーのAppDataフォルダ以下となっていて、これも変えられるらしい。
5. もともとのGoogleドライブフォルダはどうする?
もともとPC上のファイル置き場であったGoogleドライブ フォルダは、"バックアップと同期" をアンインストールしてもそのまま残る。上述の通り、パソコン版Googleドライブのローカルキャッシュとして使われるわけではないので削除した。(※念のため、削除前にこのフォルダのファイルを変更したが、Googleドライブ上ではまったく変化ないことを確認した。)
6. Googleドライブ以外のフォルダのバックアップはどうする?
"バックアップと同期" では、Googleドライブ フォルダ以外を指定して、Googleドライブ(クラウド)にバックアップすることができた。私の場合、アプリ仕様上決まったディレクトリに置かざるを得ないファイルなどのバックアップに使用していた。(例えば、ArduinoのSketchなど。変えられなくもないが、変えてもロクなことがなさそうなので変えていない)
しかし、冒頭のリンクを見る限り、パソコン版Googleドライブでは当該機能はなくなってしまう。 なので、これを継続するため、
別のアプリを使用して、当該フォルダをいったんGoogleドライブ(Gドライブ)に定期バックアップさせ、Googleドライブ(クラウド)にアップロードさせる
という方法にする。具体的には、
- バックアップアプリ SyncBackFree を使用
- スケジュール: 定期、1日ごとなど
- タイプ: ソースをデスティネーションにバックアップ
- ソース: バックアップしたいフォルダ
- デスティネーション: パソコン上のGoogleドライブ(上述のGドライブ)
と設定した。ということで、無事この機能も問題なく移行できた。
※もともと、"バックアップと同期" を使っていたとき、アクセス権限の関係上指定できないフォルダもあったため、この方法を使用していた。
まとめと今後の課題
バックアップと同期から、パソコン版Googleドライブに無事移行できた。