概要
BLEモジュール BL652のブレイクアウトボードで開発環境整備とサンプルプログラム動作確認を行った。
背景と目的
最近、センサデータをBLEで飛ばすため(ビーコンのように定期的にアドバタイズできれば十分)手持ちのESP32を使うことを検討したのだが、色々調べるうちにスリープ復帰時の電力ロス的に電池の持ちがよくなさそうなので専用デバイスを使ったほうがよさそうだと思った。そこで、安価に手に入り開発環境をそろえるのも容易なものがないか探したところ、
が見つかった。特徴としては、
- 約1200円で開発ボードが手に入る
- 入出力も豊富
- GPIOたくさん
- SPI/I2C各1系統
- ADC8ch
- 他、NFCなど?
- プログラミングは独自言語だがそんなに複雑でなさそう
という感じ。 そこで、BL652を使って簡単なセンサデータをBLEで飛ばせるように環境整備とサンプルプログラムの動作確認を行う。
※4,5年前にも同じような感じで遊ぼうと思っていろいろ探したが、もっと高くて、入出力も限られたものしか見つからなかった気がする。なので、最近は充実してきたんだなあと、感じている。
詳細
0. 実施環境
- Windows10 PC
- USBシリアル変換アダプタ
- BL652ブレイクアウトボード
- 付属のピンヘッダをはんだ付け
1. プログラム書き込みツール UwTerminalXを準備
下記から、UwTerminalX_v1.12a_Windows.zipをダウンロードして任意の場所に解凍するだけでOK。
2. サンプルプログラムの書き込み
ボードとUSBシリアル変換を接続する。
- TX
- RX
- GND
次に、ボードに電源をつなぐ。
- 5V
- GND
UwTerminalX.exeを起動し、Configタブでシリアルが認識されていることを確認。TX、RX、GNDしかつながないので、HandshakingはXon/Xoffを選択。ボーレートは115200bps。
ここで、ブレイクアウトボードボードのRESETボタンを押す。
次に、Terminalタブに移動し、右上のOpen Portボタンを押す。
- 黒い部分で右クリックし、XCompile + Load + Run を選択すると、ファイル選択画面が出るので、led_btn_sample.sbを選択。以下のような表示が出ればOK。
3. 動作確認
ボタン1,2を押すとそれぞれLED1,2が点灯するだけ。正常に動作した。
まとめと今後の課題
BL652のブレイクアウトボードの環境整備とプログラム動作確認ができた。次は、自分でプログラムを書いてみたい。