工作と競馬2

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リモート水位センサシステム ver4(5) --- 2022年シーズンまとめ ---

概要

リモート水位センサシステム ver4の2022年稼働実績をまとめた。



背景と目的

稲刈りシーズンとなり、リモート水位センサシステムの2022年稼働期間が終了した。今シーズンの稼働実績をまとめる。



詳細

1. 条件

  • 2021/05/16~2021/09/03
  • 1時間ごとに送信


2. ソーラー発電の状況

今年設置前のオーバーホールの際、電池自体を交換したので、全く問題ない。このまま来年も動かし続けられそう。ただし、非稼働状態が長く続くのは電池に良くないので、年末年始くらいに一度充電しておこう。ソーラーパネル部も浸水などなく、いたって正常。


3. 水位センサ

今年モデルチェンジしたセンサ部はカバーに大量の虫や汚れが付いた。カバーを強化するための金網もかなりさびていたが、センサ自体には影響はなく、構造上の問題はなさそうだ。少し心配していたポリプロピレン製のセンサ部筐体の耐候性だが、見た目で劣化した様子はないし触ってみても硬化した様子はないので、1シーズンでは全く問題ないようだ。


4. 水温センサ

今年、試験的につけてみた水温センサだが、7月半ばで動きが怪しくなってしまった。浸水等による故障が疑われるが、見た目上の変化はないし、ときどき復活したりして、温度自体はおかしい値ではないので、ソフト的な要因か?来年オーバーホール時に動作チェックしたいと思う。 なお、時々急激に水温が下がっているのは異常ではなく、注水タイミングである。冷涼な井戸水を使用していて、水の吐き出し口近くにセンサがあるためと思われる。


5. 本体

筐体のポリカーボネート製樹脂ボックスは、4年目となったが浸水はまったくなく問題なし。 今年の筐体の日除け構造は、外側に例年通り100均の保温シート、内部に段ボールという構造だった。 2022年は史上最速の梅雨明けとなり、6月末には気温35度を超える酷暑となったが、筐体内は50度を上回った日がなく、昨年50度を優に超えていた状況からはだいぶ改善ができた。 少し悔しいのは、隙間がないと思っていたはずの本体内に虫がいたこと。何か影響があったわけではないが、ちょっと納得がいかない。



まとめと今後の課題

今年は、本体基板、水位センサ部を一新し、水温センサ装着を行ったが、水温センサ以外はすべて問題なく稼働してくれた。水温センサだけは怪しいので、次回取り付け前までには、直したいと思う。