概要
デスクトップ型スピーカーの製作にあたり、構想を整理した。
背景と目的
現在、書斎(在宅勤務やDIYをするデスク)において音楽を聴く場合、10年以上前に製作したアンプとヘッドフォンを使用している。しかしながら、ヘッドフォンではなくスピーカーから鳴らして聞きたいと思うことが多く、今年の前半から年内の導入を目指してちょっとずつイメージを沸かせていた。そして、いよいよ年末が迫ってきており、正式に製作に乗り出す。今回は、まずはいままで検討してきた構想を整理する。
詳細
1. 基本構想
デスクトップ型スピーカー(といっても、最終的には机上というよりPCディスプレイの左右に置くことを想定)として、いくつか要求事項整理すると、以下のようになる。
- サイズ
- 再生性能
- 外観
1.1 サイズ
まず第一にサイズの制約がある。 縦の長さは、1m以内に置くことになると思うので、250mmを超えると見た目上かなり圧迫感があると思われる。 横幅については、できるだけ狭くしたい。 奥行きも、周囲のものとの整合性を考えると、250mmくらいが限界だろう。
1.2 再生性能
基本的には、音楽再生用なので再生周波数帯域を広く取りたいが、サイズとの兼ね合いもあるスピーカー直近で聞くため低域性能のなさは補える部分もあるので、いろいろ勘案すると80Hzくらいまで出せればよしとする。
1.3 外観
外観については、サイズ感を小さく見せるのと、回折音を減らすように角をできるだけ丸めるようなカタチにしたい。
1.4 予算
メインのホームシアターに比べると、使用頻度は下がると思われるため、あまりにお金をかけすぎるのも考えもの。現実的には、フルレンジスピーカー1発の構成としたい。
2. イメージ図
上記の要求事項を考慮して、イメージを作成した。
10㎝程度のフルレンジ1発でバスレフ型とし、エンクロージャーはバッフル面と側面ができるだけなめらかにつながる曲面としたい。内容積はおおよそ6L程度を考えている。6Lであれば、高さ250mmに十分抑えられると思われる。
まとめと今後の課題
デスクトップ型スピーカーの構想を整理できた。次回は、具体的な設計を進める。