工作と競馬2

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家庭菜園の成長記録用カメラの製作(1) --- 構想と設計 ---

概要

家庭菜園の成長記録用カメラの構想と設計を行った。



背景と目的

先日、自動水やり器 ver2では、以下の図のように成長記録用のカメラもシステムに加える構想を考えていた。そして、構想実現のための基礎検討として、こちらの記事で試作を行い準備が整った。そのため、いよいよ本製作に着手する。

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詳細

1. 基本構成

試作を踏まえ、以下の構成とする。

  • カメラモジュール: OV2640
  • マイコン: ESP32-WROVER-E
  • ネットワーク接続: Wi-Fi
  • 基本動作: 定期撮影&クラウド送信
  • 電源: ソーラー+リチウムイオン電池
    • 自動水やり器 ver2と共用する
  • 筐体: 簡易な防水仕様とする
    • ベランダ菜園等に設置し、激しい雨がかからない想定

なお、撮影のターゲットは、

しそのプランター

である。


2. 電気回路

※2021/06/25記述と回路図を修正

基本的に試作と同じ構成だが、待機電力を抑えるのための変更として、

  • OV2640の電源を切れるようにPWDN端子をESP32のIO33に配線
  • 暗電流の小さいレギュレータNJU7223を使用

を行う。また、

  • RST端子をIO4に配線

した。試作の時は直接3.3Vに接続していたが、本来はGPIOでコントロールできるように配線するべきだと思うので。 なお、レギュレータは飽和電圧が小さいので、リチウムイオン電池の電圧が下がってきてもある程度粘ってくれるはず。(Wi-Fiを使うESP32では、NJU7223の出力電流が結構ぎりぎりの気がして心配だったので、事前に動くか確かめておいたが、まあちゃんと動いたので、問題ないだろう。)

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3. 筐体

今回はベランダでの使用を想定しているので、直射日光や激しい雨はある程度防げる前提で簡易な防水ができればよい。したがって、あまりお金をかけず100均のタッパとする。液漏れをある程度防げるものであればよいだろう。



まとめと今後の課題

家庭菜園の成長記録用カメラの構想および設計ができた。次回は、電気回路、筐体等のハードウェア製作に取り掛かる。