概要
5月に設置した田んぼ用リモートカメラの稼働状況をまとめた。
背景と目的
稲刈りの時期となり、今年製作した田んぼ用リモートカメラの稼働期間が終了したので、稼働実績をまとめる。
詳細
1. 条件
- 2022/05/16
- 毎日朝9時頃撮影
2. 写真撮影
動画の通り、約4か月間毎日写真を撮影し、送信してくれた。
- 6月3週目あたりに、急激に稲の背丈が伸びる
- 7月後半に、稲穂ができてきて、さらに背丈が伸びる
- 8月後半には、稲穂が実り、重さが増して垂れ下がる
このような成長の様子が非常によくわかる。8月後半は、まさに「実るほど頭を垂れる稲穂かな」状態である。
2度ほど、送信ミスで、本来の時間と異なる時間に送信されたが、翌日から正常に復帰しており、大きな問題はなく、無事1シーズン目の稼働を終えることができた。
3. センサ類の動作
センサは、筐体内温度計と電池電圧のみだが、電池は新品なので当然ぴんぴんしており、ソーラー充電も全く問題なく動いているようだ。 筐体内温度は、リモート水位センサ本体の陰に隠れることと、比較的温度が上がりにくい午前9時頃ということもあって、特段高温にならない。(日中はなっているかもしれない)
4. 筐体
心配したカメラレンズ前の汚れはなかった。雨の当たり方次第ではあるが、とりあえず今の構造でも問題ないようだ。ただ、ソーラーパネルには水が入ってしまったようだ。正常動作しているがこのまま放置はまずそうなので、メンテナンスしたい。
5. 来季に向けた課題ピックアップ
- カメラ解像度が悪い
- カメラのオートホワイトバランスの動きが無駄
- カメラ取付位置が悪い
解像度は、800*600と決して高解像度ではないので、ほかのカメラモジュールに変えたい。オートホワイトバランスは無駄だった。事前によい設定を決めて固定した方がよい。カメラ取付位置は、低すぎて稲が目の前に来てしまうと全く映らなくなる。もう少し高い位置に設置したい。
まとめと今後の課題
大きな問題なく稼働してくれた。来期は、ピックアップした課題を解決していきたい。