概要
サラウンドスピーカーの外装、仕上げを行った。
背景と目的
3か月ほど前に、サラウンドスピーカーの製作を行った。今回は、外装用のカッティングシートを貼りつけて、仕上げる。
詳細
1. カッティングシート選定
カッティングシートは、
サンゲツ REATEC TC-5069 (明るめのウォールナット 柾目)
を使用する。理由は
- 暗すぎない色が家族の要望であること
- 設置先の部屋のインテリアとのマッチングから、ウォールナットもしくはオークが適していること
- サンゲツのリアテックが価格と性能・品質のバランスに優れていること
である。このような条件に合致するものはサンゲツREATECだけでもかなりの数があったため、20種類ほどの壁紙サンプル取り寄せを行ったり、3DCAD上でシミュレーションを行ったりして、家族の意見をもらいながら熟慮を重ねる必要があった。非常に骨の折れる作業である。
2. 貼り付け
貼り付け前の様子。貼り付けを行っていく。
まず、バッフル面と側板を貼る。バッフル端が丸められているのでつながった1枚で貼っている。
次に天面とバッフル上部の斜めカット部分を貼る。ここも繋がった1枚。なお、この写真では見えないが、底面側も同様。
ユニット取付穴、バッフル部分を切り抜き、ユニットを取り付けた様子。
裏板にも貼る。ターミナル穴は横置きに合わせて位置を変更。
3. 吸音材調整
音を聞きながら、吸音材を調整。平行面の多い構造なので、少なくとも平行する面の片側には吸音材が貼られるようにした。裏板は以前は取り外しができる構造としていたが、吸音材調整が終わってしまえばほぼ取り外すことがないのでボンドで固定した。最悪ユニット穴から中には手が入る。
仕上がり
裏のターミナル
カッティングシートの貼り付けで少し失敗したなと思う部分があるのが残念だが、外装、聴感印象とも一応合格点には達していると思われる。
まとめと今後の課題
サラウンドスピーカーを仕上げることができた。次回は、イネーブルドスピーカーの仕上げを行う。