工作と競馬2

電子工作、プログラミング、木工といった工作の記録記事、競馬に関する考察記事を掲載するブログ

ベッドフレームの製作(5) --- フレーム(側面)の接合・組み立て ---

概要

ベッドフレーム(側面)の接合・組み立てを行った。




背景と目的

前回、ベッドフレームの頭側の接合・組み立てを行った。今回は、フレーム(側面)の接合・組み立てを行っていく。



詳細

1. 材料切り出し

フレーム(側面)は、カフェ板1920mmを切り出し、両端にフレーム(頭側)、フレーム(足元側)とそれぞれ接合するためのタブ部が付く構造。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dekuo-03/20240225/20240225143007.png

以下は、すのこ支持部とタブ部や補強等を切り出した結果。


2. タブ部の接合

カフェ板の端に、タブとなる部材を接合。ボンドとねじを併用してがっちり接合する。


3. すのこ支持部の接合

こちらもボンドとねじを併用して接合していく。


4. 作業完了後

4本(2台)分の作業を完了。



まとめと今後の課題

フレーム(側面)の接合・組み立てができた。次回は、すのこの組み立てと塗装前の仮組みを行っていく。


信号発生器の製作(3) --- 筐体の製作、完成 ---

概要

信号発生器の筐体を製作し、完成させた。




背景と目的

前回、電子回路とソフトの製作を行った。今回は、筐体を製作し、完成させる。



詳細

1. 筐体の材料

筐体の材料は、

nobulabo.com

を参考にしながら、100均ショップを巡って、程よい大きさのものを見つけることができた。セリアのギフト缶である。材質は、スチール(スズメッキ)。大きさは、約100mm×100mm×50mm。少し高さがあるがまあ問題ない。

※↓上記サイトより

https://nobulabo.com/x11/wp-content/uploads/2021/10/tinplate-GiftCan-Square-1.jpg


2. 穴あけ加工

2.1 底面(基板固定面)

缶の中には、メインの基板、液晶画面、スイッチ基板が収まる。それらを固定するためのネジ穴を底面に開けた。

2.2 裏面(端子面)

裏面には、信号出力のBNC端子、ジョンソンターミナル、電源USB端子が出る。それらの穴を開けたのだが、全くきれいに開かなかった。原因としては、ドリルの速度を上げ過ぎたのと、材質がスチール(スズメッキ)であるせいか、アルミよりも切れづらいためと思われる。最終的に、ハンドリーマで穴を拡大しながらバリを取ろうとしたが、結局うまく取れなかった。

2.3 ふた(操作パネル)

液晶画面が出る角穴とスイッチが出る穴、ロータリーエンコーダ取り付け穴。できるだけきれいにやったつもりだったが、液晶画面穴の周辺は少し歪んでしまった。


3. 組み立て

3.1 基板と液晶を固定

3.2 端子を取り付け

3.3 ふたを取り付け


4. 銘板ラベリング

完成イメージにあるように、操作パネルの各部には、ラベリングする。ラベリング方法は、以下の透明なシール用紙

www.elecom.co.jp

を使用して、インクジェットプリンターで文字を印刷し、貼り付けるという方法。

印刷した結果が以下。所有するプリンタのせいか、少しカスレと滲みがあるが、とりあえずよい。

これらを切り出して貼ったのが以下。ピンセットで、1枚1枚慎重に貼った。プラモデルのデカール貼りを思い出した。まずまずきれいに貼れたと思う。


4. 完成

以下が完成した様子。完成イメージとまずまず同じような感じに仕上がったと思う。動作も問題ないことを確認。



まとめと今後の課題

信号発生器を完成させることができた。これから、各種実験でどんどん使用していきたい。


信号発生器の製作(2) --- 電子回路基板とソフトの製作 ---

概要

信号発生器の回路製作とソフト実装を行った。




背景と目的

前回、設計を行った。それに基づき、回路とソフトの製作を行っていく。



詳細

1. 回路

1.1 メイン基板

ESP-WROOM-32は、手持ちのDevKit-Cが余っていたので、使ってしまうことにした。

基板左端に載る小さな基板は、以下で製作した簡易レベルシフト回路

dekuo-03.hatenablog.jp

である。右上のピンフレームは、信号発生器ICAD9833モジュールが挿さる。その他は、すべて基板外に実装するため、それらとの接続コネクタ。


1.2 操作ボタン類

操作ボタン、ロータリーエンコーダ、液晶画面。それぞれ、基板との接続線を半田付け。


2. ソフト

ソースコードは以下。

github.com

2.1 インクルード

#include "LiquidCrystal_I2C.h"
#include "AD9833.h"
#include "RotaryEncoder.h"

LiquidCrystal_I2C.hは、

dekuo-03.hatenablog.jp

で使ったもの。AD9833.hとRotaryEncoder.hは、それぞれこの信号発生器を成り立たせるために最低限必要なものだけを実装した自作ライブラリ。


2.2 setup

ピンの入出力と、AD9833、液晶モジュール類を初期化。AD9833は、使用するピンがESP32のHSPIモードとしての標準的なものではなく、SDATAにIO12を使っているが、もちろん指定すればちゃんと動く。 また、液晶モジュールのI2Cも、ESP32標準のIO21、IO22ではなく、SDAにIO5を使っている。こちらも指定すれば問題なく動く。


2.3 loop

ロータリーエンコーダ、操作スイッチをそれぞれ順番にチェックし、必要に応じてパラメータを変更するためにAD9833と液晶モジュールに信号を送信する。割り込みを使ってもいいが、使わなくても十分成り立ったのでポーリング方式となった。


2.4 動作仕様

2.4.1 ロータリーエンコーダ

右に回すと周波数上昇、左に回すと周波数降下、ステップは現在の値のスケールに応じて変化する。例えば1-10kHzのときは100Hzごと。ロータリーエンコーダには、スイッチが付いていて、スイッチを押下すると、COARSE/FINEのモード切り替えができる。FINEでは、通常の1/10で調整できる。例えば1-10kHzのときは10Hzごと。


3. 動作確認

作製した基板とソフトを使って仮組みして動作を確認したところ、すべての機能が正しく動作することが確認できた。



まとめと今後の課題

基板、ソフトを作製し、動作確認が完了した。次回は、筐体を製作し、完成させる。