数年前、何のきっかけか忘れたが、手持ちの外付けDVDドライブが使用できなくなった際、ディスクメディアの使用機会が非常に少なくなってきていたため、新しくディスクドライブを買うのをやめた。
しかし、最近たまたま音楽CDをリッピングしなければならない機会があり、何か手段がないかと家の中にあるアイテムを探してみたが、
- 手持ちのノートPCにはディスクドライブは当然ながらない
- PS4はそもそも音楽CD再生すらできない仕様
という状態で、その場しのぎで格安品でも買おうかと思っていたのだが、
- ブルーレイレコーダ(DMR-BRT1030)
が目に留まった。ディスクドライブはついているのでCD再生くらいはもしかしてできるのかと思い、とりあえずディスクを挿入してみたところ、
- 再生はもちろん、HDDに取り込むというメニューまで表示された。
ということはCDからデータを取り出すことはできるじゃないか?とわかり、ひとまず取り込みを行った。 で、次にこのデータを手元のPCに移したいのだが、すぐに思いついたのが、
- 外付けHDD増設用のUSB端子にメディアデバイスを挿してそこにコピーする
だった。しかし、メニューに表示されたメディアに書き出すという機能が、残念ながら機能しなかった。デバイスがイマイチ認識していないようだった。いよいよ手詰まりかと思ったのだが、よく考えたらそのブルーレイレコーダは
- ネットワーク経由でHDD内のファイルを共有できる機能がある
ことを思い出した。 なので、同じLAN内にあるPCからネットワーク接続機器を見てみたところ、ブルーレイレコーダが見つかり、無事その中のファイルをPCにコピーすることができた。
ということで、かつてCDのリッピングといえばPC内蔵または外付けディスクドライブ等を使うというのが当たり前であったが、意外な方法で自宅内にリッピングができる環境があることに気づいた。
改めて、ブルーレイレコーダの取扱説明書を読んでみたら、ちゃんとCDの取り込み機能についても書いてあるし、HDD内に音楽ファイルを貯めておいてDLNA対応のミュージックサーバとして使えるということも書いてあった。 最近は、テレビ番組の視聴機会も減ってきていて、いくつかの番組を録画してみるだけになってしまっていたため、あまり活躍の機会がない装置と思っていたので、まさか音楽CDリッピングしてミュージックサーバにもなれるなんて思いもしなかったが、実はいろいろな機能が付いているということに、いまさらながら気づかされた。