概要
机にケーブル収納機能を追加するための改造を行い、机上に這っていたケーブルをすっきりさせることができた。
背景と目的
私の机の上には、PCや電子工作のための機器のケーブル類と、その電源を取るためのOAタップが数多くある。どうにか工夫して作業の邪魔にならないようにはできているのだが、ホコリがたまったときに掃除しづらいことや、貴重な机上スペースを有効に使うという観点から、それらを机上からなくすことができないものかと悩んでいた。そこで、この問題を解決すべく机の改造を施すことにした。
詳細
1. 現状把握と方針整理
現状は、以下のような感じである。
主に、外部ディスプレイの下に乱雑に様々なケーブルがあり、電源タップ類も4個ほどある。 しかし、これらは基本的に抜き差しを頻繁に行うものではない。電源系はつなぎっぱなしだし、外部ディスプレイ、USB接続ヘッドフォンアンプなども、ノートPCの持ち出し頻度が低いためあまり抜き差しの機会がない。
そこで、方針としては思い切って机の中に収納できるようにしてしまいたい。今使っている机は、足元スペースには何も機能がないシンプルなもので、機能を付加するにはちょうど良い。そして、普段足元スペースには現在何もものが置かれていないので、収納したとしてもケーブルへのアクセスには問題がないはず。
2. 設計
机上のケーブルを足元スペースに引き込む方法は、一般に天面に穴を開ける方法と、背面にあける方法があるが、天面に穴が開いていると少し見栄えが悪いので、背面に穴を開ける方法とする。 穴は、直径50mmとして中央左右の3か所とする。電源プラグ等が十分通るが、電源アダプタのようなものは難しい。しかし、両端ともゴツくて全く穴を通らないモノはあまりないはずなので問題はないだろう。たくさん開けたり、大きな穴の方が使い勝手はいいのだが、強度が落ちるのでこの数としている。
引き込んだケーブル類は、足元スペースの中でOAタップなどに接続されるので、OAタップを置けるように棚をつける。
棚は、補強用の足を材料を斜めに切り出して無駄なく作る。また前面にストッパーをつけてOAタップが落ちるのを防止する。固定はしない。
3. 製作
3.1 材料切り出しと棚の組み立て
材料は、SPF材が手元に余っていたので、それを利用する。前面のストッパーは近所のホームセンターで数10円の端材があったのでそれを買った。写真は撮り忘れた。。。
3.2 背板への穴あけ
最近新しく買った電動ドライバー HIKOKI FDS14DF(2BG)と自在錐を使って50mmの穴を開けた。太鼓張りなので、簡単に穴が開いた。
3.3 取り付け
ボンドとねじを併用して固定した。
4. 実施効果確認
机の上の様子。以前に比べて非常にすっきりした。
机の足元スペースは、当然ながらケーブルが散在しているが特に足にぶつかることもないので全く問題ない。
まとめと今後の課題
机にケーブル収納機能を追加し、机上に這っていたケーブルを非常にすっきりさせることができた。すっきりした気分で新年を迎えられそうだ。