概要
メタトロンと呼ばれる測定器による診断を受けてみた。
背景と目的
たまたま、メタトロンと呼ばれる測定器による診断を受ける機会があった。その際に思ったことについて記す。
なお、私自身は、このメタトロンの診断結果について、最終的に信じられるだけの確証が得られなかったので信じないが、正しいとか正しくないとかを主張するつもりもない。
詳細
メタトロンとは?(説明を受けた内容)
まず、施術(という呼び方でよいのか?)の前に説明を受けた結果が以下。
この説明は、インターネット上の様々な情報を漁って出てくるものと大して変わらないが、微小磁場という文言だけはインターネット上を漁って出てこなかったので、ちょっと驚いた。 事前の調査で納得していなかった私は、エンジニアでも科学者でもない施術者の方に聞くのは筋違いだとは思いつつ、いくつか質問をし回答を得た。
- 質問1: 具体的に測定信号は何なのか?体に何を与えるのか?
- 回答: 音。耳からではなくこめかみあたりから体に与える。
- 質問2: 音の波形は?単純な正弦波か?あるいは、低周波治療器のように数kHzの正弦波を低周波信号で変調した波形か?
- 回答: 不明
- 質問3: どうやって、特定部位の微小磁場を観測するのか?ほかの部位から発せられたものと区別することができるのか?
- 回答: 与える音の周波数を変えることで、その部位からの応答が得られる
メタトロンを支える物理現象(推定)
上記説明を理解するにあたって、まず気になったのは、メタトロンという測定を支えている基礎的な物理現象は何なのか?ということだ。どのような仕組みで動く装置であれ、基本的には物理、あるいは化学的な何らかの現象をうまく人間が利用しているはずだからだ。上記説明に整合するように、私が自分で頭の中を整理した結果は以下。
人間の体には、外部から音響的な刺激(励起信号)を与えると体内から微小な磁場(応答信号)が発生する現象が存在する。この現象には以下の性質がある。
- (1)励起信号の周期により、応答する体の部位が決まる
- (2)応答信号は、周期的な変動を持っており、その周期は発生元の部位の状態と関係がある
- (3)励起信号を与えることで、応答信号の周期は変化する。すなわち、その部位の状態が変化する
この説明は、おそらくインターネット上を漁って出てくる "エントロピー測定器" とか、量子エントロピー???という用語を用いた表現よりは遥かに明確でわかりやすいと思うのだが、 "日本IPPメタトロン協会?なる団体" のWebサイトですらこういった明確な表現をしないということは、やはり私の理解が間違っているかもしれない。。。
メタトロンとは
背景にある物理現象が整理できたので、改めてメタトロンについて整理してみると、以下のように説明できる。
- 上記現象の性質(1)を利用して診断対象の部位を選択し、性質(2)に基づき観測された応答信号周期を分析することでその部位の状態を判断する装置である。
- また、その部位における正常状態とは、励起信号の周期と応答信号の周期が一致する状態であり、性質(3)を利用して当該部位の状態を正常に戻すことができる装置である。
施術者は、世界各国に様々な装置が存在すると言っていた。すなわち、実施形態としては様々なものがあると推測されるが、私が施術を受けた際に用いられた装置は、SAKURA?と名のつく装置のようだった。特徴を整理すると、
- ヘッドギアの様な形をしたデバイスを用いる。
- ヘッドフォンのようなユニットがこめかみ付近に接するように装着する。
- これ以外に体に接する部分がないため、おそらくこのユニットは、励起信号出力および微小磁場検出機能が集約されたもとの考えられる。
ヘッドフォンの様なユニットは、かなりゆるゆるでこれで大丈夫なのか?という感じがしたが、施術者曰く問題ないとのこと。
診断と結果、メタセラピー
診断結果は、リアルタイムで目の前の画面に表示されていた。診断中の臓器のイラスト上にアイコンで状態が表示される仕組みで、かなりのスピードで(2,3秒くらい)、イラストがバンバン切り替わる。しかも臓器ごとに数10~100以上の個所について結果がある。画像を拡大するとさらに細かい部分のアイコンが出てくる。これだけの個所についての診断を極めて短時間に行っていることは、驚異的である。
結局、今回の診断で最も気になる点として挙げられたのは、貧血、低血圧とのことだった。私はここ数年、年を経るごとに血圧が上昇していて最近2年では健康診断で高血圧と診断されてしまっている。一体、これはどういうことなのだろうか?