概要
背景と目的
前回、すべての部材の製作が完了した。いよいよ、塗装に入る。塗装前のサンディングと、ステインによる着色を行う。
詳細
0. 全体工程
塗装工程は以下。杉材の塗装はあまりやったことがないので、各工程の塗布回数はその時の仕上がりを見ながら決めることにする。
- サンディング
- 下塗り(ステイン)(1回または2回)
- 中塗り(サンディングシーラー)(1回または2回)
- 仕上げ(ニス)(1回または2回)
1. サンディング
サンディングは、材料の表面の状態を考慮して、基本的に#240を用いた。
しかし、杉カフェ板の切り口だけはかなりガタガタなので、#80程度 → #150 → #240と3段階で番手を上げて仕上げる必要があった。それでも、完全に均せたとは言い難いかもしれない。
また、角は2mm程度のRをつけるつもりで丸めている。ただし、材料同士が接合する部分は、丸めないようにしている。丸めてしまうと接合部分に隙間があるように見えてしまうので。
丸めたものと、丸める前の比較。
- フレーム(足元側)
- フレーム(頭側)
- 宮
ファルカタ集成材は、柔らかいので注意しないとすぐに削りすぎてしまう。
材料が大きいのと、先述の荒れた切り口を均したため、なかなか時間がかかった。
2. 下塗り(ステイン)
水性オイルステインを用いて、着色する。品種は、和信ペイントの水性オイルステイン。
色はウォールナット。設置先の寝室の床色に近いものとした。
使った印象としては、においが非常に少ない。10年前くらいから和信ペイントの水性塗料は使っているが、さらに改良されてよくなったような気がする。今回は室外で作業を行ったが室内でも十分使えるだろう。
2.1 1回目
塗料:水=4:1程度で薄めて塗った。
2.2 2回目
1回目で、イメージより若干薄かったので2回目を塗ることにした。また、1回目で少し塗り斑ができてしまっていて、それを緩和するという目的もある。初回は塗料が材料に一番しみこみやすいので塗り斑が発生しやすい。 1回目と2回目の比較。写真で見ると2回目でも大して濃くなっていないが、実物はもう少し色の差があった。
- フレーム(足元側)
- フレーム(頭側)
撮り忘れ。
- フレーム(側面)
- 宮
まとめと今後の課題
サンディングと下塗りを行うことができた。次回は、中塗り、仕上げを進める。